2026年10月30日(金)と31日(土)、函館港に大型のクルーズ船が3隻入ります。函館市の入港予定表(令和8年10月26日現在)では、30日のダイヤモンド・プリンセスと31日のシーボーン・アンコールは函館駅に近い「若松」、31日のノルウェージャン・ジェイドは「港A」に着く予定です。2つの岸壁は場所がまったく違い、国と市の資料では、若松はJR函館駅から300m、港町ふ頭は観光の中心地から6.5km離れています。
10月28日 08:47時点、函館市(港湾空港部 港湾空港振興課)の発表に基づく。変更は末尾の一次資料で確認してください。
10月30日・31日、どの船がどの岸壁に何時から何時までいる?
市の入港予定表(CSV)から、10月30日と31日の分をそのまま抜き出しました(2026年10月時点の予定)。
| 船名 | 入港日時 | 出港日時 | 係留場所 | 乗客乗員定員数 |
|---|---|---|---|---|
| ダイヤモンド・プリンセス | 10/30(金) 09:00 | 10/30(金) 18:00 | 若松 | 3806 |
| シーボーン・アンコール | 10/31(土) 08:00 | 10/31(土) 21:00 | 若松 | 1000 |
| ノルウェージャン・ジェイド | 10/31(土) 11:00 | 10/31(土) 18:30 | 港A | 3389 |
10月31日(土)は、若松と港Aに1隻ずつ、別々の岸壁に着きます。11時から18時30分までは2隻とも港にいる予定です。乗客乗員定員数は船に乗れる人数の上限で、実際に上陸する人の数ではありません。
10月29日(木)7:30から19:00まで港Aにいる予定だったスペクトラム・オブ・ザ・シーズは、予定表の備考に「悪天候の影響により寄港キャンセルとなりました」と書かれ、来ません。29日の取りやめと30日・31日の入出港時刻の一覧は、速報の記事にまとめています。
若松と港町ふ頭、駅からどれくらい離れている?
函館開発建設部と函館市が2023年9月に出した資料では、2つの岸壁の位置をこう書いています。
| 岸壁 | 函館駅からの距離 | 着く船 |
|---|---|---|
| 若松地区クルーズ船岸壁 | 300m | ダイヤモンド・プリンセス、シーボーン・アンコール |
| 港町ふ頭 | 約6.5km | ノルウェージャン・ジェイド(予定表の「港A」) |
若松の岸壁は青函連絡船記念館(摩周丸)の隣にあります。港町ふ頭は、資料の本文では「観光の中心地から6.5km」、地図では函館駅から約6.5km(車で15分)と書かれています。
同じ資料によると、大型のクルーズ船はもともと港町ふ頭を使っていて、乗客は主にバスで移動していました。若松の岸壁ができてからは、主要観光地へ歩いて行けるようになったとしています。10月30日は1隻だけで若松、31日は若松と港町ふ頭に分かれるので、31日に「駅の近くで船を見たい」なら若松のシーボーン・アンコール、ノルウェージャン・ジェイドを見たいなら港町ふ頭まで足を延ばす必要があります。

予定表の「港A」は港町ふ頭のこと?
市の入港予定表には「港A」とだけ書かれ、ページにも説明はありません。ただ、同じ船・同じ日をほかの公式資料と突き合わせると、次のように書かれています。
- 2026年4月20日(月)のコーラル・プリンセスは、予定表では「港A」。市の報道発表(4月15日)では係留場所が「港町ふ頭A岸壁」
- 2026年11月5日(木)のMSCベリッシマは、予定表では「港A」。函館地区クルーズ振興協議会のお見送りのチラシでは場所が「港町ふ頭」で、「若松ではありません」と添えられている
予定表の「港A」は、この2つの資料で港町ふ頭(A岸壁)と書かれている場所と同じ表記です。10月31日のノルウェージャン・ジェイドの着く場所を出かける前に確かめたい人は、末尾の港湾空港振興課に問い合わせてください。

岸壁の場所を地図で見ると?
若松の岸壁は、資料では青函連絡船記念館(摩周丸)の隣です。次の地図は函館市青函連絡船記念館(摩周丸)の位置です。
港町ふ頭(函館市)の位置は次の地図です。
岸壁の中には入れる?
入れない場所があります。港町ふ頭A岸壁に船が着いた2026年4月20日について、市の報道発表(取材する人への案内)には次のように書かれています。
- 岸壁は制限区域で、入るには当日警備員に伝えて必要な書類を書く(取材の人の場合)
- 岸壁の上は関係車両が非常に多くなる。駐車場所にも限りがある
- 乗客の撮影やインタビューは、本人が個人的に許可した場合だけにするよう求めている
船を見に行く人も、港湾管理者の指示に従い、乗客や関係車両の動きをさまたげないようにしてください。なお、市の入港予定のページには、10月30日・31日の歓迎行事の案内は載っていません(10月28日時点)。
ノルウェージャン・ジェイドは前と同じ岸壁?
違います。市の予定表(令和8年10月26日現在)から、ノルウェージャン・ジェイドの10月の入港を抜き出しました。
| 入港日時 | 出港日時 | 係留場所 |
|---|---|---|
| 10/12(月祝) 09:00 | 10/12(月祝) 19:00 | 若松 |
| 10/24(土) 07:00 | 10/24(土) 17:00 | 若松 |
| 10/31(土) 11:00 | 10/31(土) 18:30 | 港A |
10月12日と24日は若松に着きましたが、10月31日は港Aです。前に駅の近くで見た人は、31日は場所が違うので気をつけてください。
次に船を見送れるのはいつ?
10月30日・31日のお見送りの催しは、資料には見当たりません。函館地区クルーズ振興協議会(事務局:北海道運輸局函館運輸支局)のチラシでは、2026年の「LAST OF THE YEAR」として、11月5日(木)のMSCベリッシマの出港に合わせたお見送りを港町ふ頭で開くとしています(2026年10月時点の予定)。市の予定表では、MSCベリッシマは11月5日7:30に港Aへ入り、18:30に出る予定です。
| 時刻 | 内容 |
|---|---|
| 18:00 | 集合・全体説明 |
| 18:15 | 巴太鼓演奏 |
| 18:30 | 出港 |
| 18:45 | 終了 |
申し込みは要りません。函館タータンをイメージした4色のペンライトで見送るとしています。チラシには、荒天や船の運航の都合で急に中止や日程変更をすることがあると書かれています。問い合わせ先は函館地区クルーズ振興協議会(Tel:0138-49-9904)で、番号は協議会のお見送りのチラシ(PDF)に載っています。予定表では、11月5日のあとは2027年3月7日まで入港の予定がありません。
時間が変わったら、どこで分かる?
市の入港予定のページ(2026年10月27日更新)は、入出港の最新情報を公式Xで確かめるよう案内しています。入港・出港の時刻が1時間以上変わるときなどは、原則としてXで知らせるとしています。Xはアカウントが無くても見られます。
- 函館港クルーズ入出港情報の公式X:@hakodate_cruise
10月29日の船が悪天候で取りやめになったように、予定は天候で変わります。出かける当日の朝に、公式Xと市の予定表を見てください。
問い合わせ先と一次資料
入港予定の問い合わせ先は、函館市港湾空港部 港湾空港振興課(TEL:0138-21-3493)です。番号は市の「令和8年度のクルーズ客船入港予定」のページに載っています。
- 一次資料:函館市「令和8年度のクルーズ客船入港予定」
- 一次資料:函館市 令和8年度クルーズ船入港予定表(CSV)
- 岸壁の位置:函館開発建設部・函館市「函館港若松地区クルーズ船岸壁 供用記念式典」(PDF・2023年9月)
- 港Aの表記:函館市 報道発表「コーラル・プリンセスの初入港について」(PDF・2026年4月15日)
- お見送り:函館地区クルーズ振興協議会 MSCベリッシマお見送りのチラシ(PDF)
入港予定表のデータは、函館市がクリエイティブ・コモンズ 表示 2.1 日本ライセンスで公開しているものを、必要な行と列だけ抜き出して使いました。
同じ時期の函館山ロープウェイの運休と登山バスの知らせは、こちらの記事にまとめています。函館市のほかの催しや暮らしの知らせは、函館市のイベント・交通・暮らしまとめから見られます。
写真: くろふね / CC BY 4.0
